21時頃のこと。
作業服を着た中年男性が道に車を止め身を潜めていた。
その道は普段から人があまり通らない場所であり、しかも夜のため辺りは暗く誰かを襲
うには好都合な場所だった。
「誰か可愛い子、通らねーかな。また俺のイチモツでガンガンに逝かせてやるぜぇ。ぐ
ひっ、ぐひひぃ、ぐひひひひぃ~~」
そうして男性はニヤニヤと怪しい表情を浮かべながら誰かが通るのを待っていた。
この男性の名前は凍堂智昭(とうどう ともあき)。
今、世間を騒がせている強姦魔である。暗い夜道でひとりで歩いている若い女性をよく
襲っているのだが未だに警察に捕まっていない。
なぜなら智昭には生まれつき『触れて強く念じるだけで他人の身体の一部又は全部を交
換する』という特殊な能力を持っているからである。
彼はこの能力を悪用し女性と身体を交換したりして脅し捕まるのを防ぎ性犯罪
を起こし続けている。
智昭がそこで待っていること1時間・・・・。
誰かが前方から歩いてきた。
暗くてあまり見えないのだがその人物は学校の制服・・・・セーラー服を身に付けていた。
「俺の見立てによるとあれは女の子だな。俺のイチモツも反応してみてぇーだし。襲う
しかねぇーよな。ぐひひ」
智昭は長年の経験からそれが少女であることを確認すると怪しい笑みを浮かべたまま車
から降りて襲う準備をした・・・・。
「ああ、もうこんな時間に・・・・。パパもママも心配してるから早く家に帰らないと・・・」
中学2年生の寺杜真香(てらもり なおか)は文化祭の準備で予想よりも遅くなってしまい
こんな時間になって帰ることにした。
途中までは友達数名と一緒に歩いていたのだが家が別々なため、この道からは一人で歩
くこととなったのだが抵抗を感じてしまった。
真香はこうした夜道を一人で歩くのは初めてであり夜の風景がなんだか不気味に見えて
しまい・・・・。
(怖くない、怖くない)
と心の中で言い聞かせ夜道を一人で歩き続けたのだが・・・・・。
「う・・・・うぐぅ・・・・・うぅ!!!」
背後から何者かに身体を抑えられた。
だが真香はものすごく激しく暴れ出し抵抗してみせた。
それにより後ろにいる何者かは少し手間取ってしまった。
「くそっ!・・・・少しの間だけじっとしてな、お嬢ちゃん」
「・・・・・うぐぅ・・・・・・・・・」
少女はスタンガンによって気絶してしまい、後ろにいる男・・・・・強姦魔である智昭に
身体を担ぎこまれ車の後部座席に乗せた。
そして車を運転しその場を去っていった・・・・。