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(え・・・・うそ・・・・?・・・・なんで・・・・・なんでそこに私がいるの?)



那弓は目の前にはセーラー服を身に付けた黒髪ロングで清楚な雰囲気の可愛らしい女
の子・・・・・・那弓と瓜二つな容姿をしている女の子が立っていた。手には鞄を持っ
ておりこれから学校に通学するようだった。



そして・・・・。



「やぁ~。那弓ちゃん。帰ってくるのが早かったね」



そのもうひとりの那弓とそっくりな少女は那弓を見てニヤニヤと笑いながら言った。



「・・・・んぐ・・・・んが・・・・・・・ぐぐ・・・・!!」



「何を言ってるのか全然わからないや・・・・・とりあえずこののど飴をあげるからそ
れでしゃべってみたら・・・・?」



少女は那弓にのど飴をあげた。那弓はさっそくそれを舐め続けた。



「あなた、いったい誰なの!!なんで私と同じ姿をしてるのよ!!」



那弓は少女に向かって叫んだ。
だが・・・・。



「・・・・え・・・・・・・あれ?」



那弓は確かにしゃべるれようにはなったのだが声質がいつもとおかしいということに気
が付いた。自分の声がまるで男性の発した声のように聞こえるのだ・・・・・。



「那弓ちゃん。女の子がそんなおじさんみたいな声を出すもんじゃないよ!あはは・・・」



一方、目の前にいる那弓と瓜二つな少女は可愛らしい甲高い女の子の声を発し那弓を見
ながら笑い続けた。



「ちゃんと答えて!!あなたはいったい誰なの!!」



那弓は男声にも関わらず言った。
すると・・・・・。



「私が誰なのかを知る前に鏡で自分の姿を見て見るといいよ」



「・・・・え?・・・・どういう意味よ?」



「はい、これ・・・・」



・・・・・と少女は那弓を哀れそうな目で見ながら手鏡を渡し自身の姿を確認させた。



「なっ・・・・・・なによ・・・・・これ・・・・・・!!どういうこと?」



那弓は自身の姿を見てしまい、またしても驚愕してしまった・・・・。