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深夜頃のこと・・・。


とある倉庫にて暗闇の中で『姿までははっきりと見えないが』セーラー服を身に付けた
黒髪ロングの誰かがそこに監禁・拘束されていた。



そこに監禁・拘束されているのは朽森那弓。中学3年生。
全身には紐や縄で縛られ口にはガムテープが張られ拘束されていたのだが、それらはき
つく縛られておらず時間とともに緩み少女が目覚める頃には完全に解かれてしまった。



それにより那弓は意識が朦朧としながらも身動きが取れるような状態になっていた。



(うぅ・・・・私はいったい・・・・・ここはどこなの?)



那弓は暗闇しかない周囲を見渡しながら心の中で呟いた。そして囁くとともに現在に至
る経緯・・・・・・夕方、学校からの帰宅途中に後ろから何者かに襲われ気絶してこの
倉庫の中に監禁・拘束されたことを思い出した。



「・・・うg・・・・・あがぁ・・・・・ああぁ・・・・」



そして声に出そうとしたのだが発声練習やカラオケで長時間歌ったかのように喉が潰れ
ており調子がおかしく声を発することができなかった。さらに長時間縛られていたせい
か身体の調子がおかしく『自身』の身体に違和感を覚えていた。



(とりあえず、ここから出なきゃ・・・・でも・・・・・どうすればいいの。こんなに
暗いんじゃ、どこがどこだか・・・・・)



身動きが取れたとはいえ、明りは全くついておらず辺りは闇に包まれており自身の姿や
周囲の様子など把握が困難な状況に陥っていた。